普及版の太陽光発電予測サービス開発のため、2020年1月14日よりクラウドファンディングを始めます。
CAMPFIREのプロジェクトページからこちらにアクセスくださった皆様、
当サービスをご検討いただき誠にありがとうございます。何卒どうか宜しくお願いします!
プロジェクトページに掲載した初期設定について、以下ご説明いたします。
【アルゴリズム概要】
気象庁スパコンで日々計算されている気象予測値と、初期設定により登録された発電所の場所や設備容量等の情報をインプットにして、設定された予測単位毎の太陽光発電量[30分kWh]を算出します。
【予測計算単位|気象予測粒度】
予測計算は一次細分区域毎に実施します。一次細分区域とは、天気予報が対象とするエリアの単位で、 気象特性や地理的特性によりエリアを定義しているものです。
つまり、発現する天気傾向が同様のエリアで仕切られている一次細分区域という単位毎に太陽光発電量の予測計算をします。
例)千葉県の一次細分区域
気象特性等により千葉県には“北東部”“北西部”“南部”計3つの一次細分区域があります。気象庁の天気予報はこの区域毎に発表されています。
【予測計算単位|発電所粒度】
インプットにする気象予測値は、発電所が在所する場所が属する一次細分区域の代表地点の気象予測値をインプットにして予測計算します。
具体的には、例えば一次細分区域“千葉県南部”に属する富津市と勝浦市と南房総市にそれぞれ1[MW]ずつ太陽光発電所がある場合、千葉県南部には3[MW]の発電所が1つあり、これが千葉県南部の代表地点である館山に在所するとみなし、館山の気象予測値をインプットして予測計算します。
【初期設定方法】
初期設定手順の概要を以下ご説明いたします。
設定入力画面はまだデザイン案なので、実際に開発するUIとは異なる可能性がありますが、入力項目やその入力内容作成方法の基本コンセプトは変えない方針です。
①
太陽光発電量予測値データ(以下、PV予測データ)として取り扱いたい単位で発電所をグルーピングしてください。
例えば、太陽光発電バランシンググループ(以下、BG)を電力エリア毎にグルーピングしたり、電力エリアを跨がないマイクログリッド内のメガソーラー1つと個宅屋根PV群をまとめてグルーピングする等を想定しています。もちろん、メガソーラー等のPV1つに対し予測データが必要な場合は、PV1つでグルーピングします。
グルーピングされたPV群または1PVに対する予測のことを“1予測”と定義します。
②
1予測対象としてグルーピングされたPVから、更に一次細分区域毎にグルーピングします。
発電所の住所がどの一次細分区域に属するかについては、気象庁HPの細分区域一覧表からご確認ください。※下図ピンク枠が一次細分区域
一覧表に記載の無い市町村については、地図等で発電所の場所と細分区域図を照合しながら最寄りの一次細分区域にグルーピングしてください。
※右図は福島県の細分区域図(福島の一次細分区域は“中通り”“浜通り”“会津”の3つ)
③
設定する一次細分区域を画面の“気象ポイント”から選択します。
選択した一次細分区域に属するPVの設備容量総計とパワコン容量総計を、画面の“設備容量”と“パワコン容量”の欄に入力します。
全てのPVについてパワコン変換効率が分かる場合は、例えば、設備容量で加重平均したパワコン変換効率を入力してください。分からない場合は、デフォルト値(95%)を採用します。
ロス率(調整率)はチューニング用に置いています。具体的な使い方については、CAMPFIREのプロジェクトページからメインサービスリターンをご購入後に改めてご連絡いたします。
④
設定する一次細分区域に属する複数PVについて、それらの集合体としてのPVの設置角度と設置方位を入力することになりますが、一案としては、デフォルト値(設置角度:0度|設置方位:南)のままでも良いかと思います。
もしくは、設備容量で加重平均した設置方位や設置角度を入力するのも良いかと思います。
ただし、全てのPVが特定の設置角度と設置方位で一致していている場合はその値を入力してください。
メガソーラー等のPV1つに対して設定する場合は、正確な設置角度・設置方位を入力してください。
【設定のイメージ】
下図は1予測の設定と一次細分区域グルーピングのイメージです。
1予測の中の構成要素は、同じ一次細分区域のPV群または1PVでグルーピングしたものという想定です。
初期設定の適切さが予測精度を大きく左右するので、もし当ガイドの内容が難しいと感じる場合は、初期設定付きのリターン(2~16)をお選びください。
!!ATTN!! リターン1を選択され、お客様にて初期設定後、改めて当方へ設定内容の更新をご依頼いただく場合は、通常価格にて別途設定料を申し受けます。
私たちのサービス導入についてどうぞご検討くださいますよう、宜しくお願いいたします。
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